京王電鉄は新春1月1日の早朝、京王高尾線・高尾山口行きの臨時急行列車「迎光号」を運行する。
高尾山では毎年元旦の日の出に合わせて、頂上付近の大見晴台で「迎光祭」を開催。高尾山薬王院の修験僧が読経を行い、諸願成就を祈願するもので、毎年同山は大勢の来山者でにぎわう。
同列車は京王高尾線が開業した翌年の1968(昭和43)年から運転しているもの。京王線では大みそかから元旦にかけて30分~40分間隔で終夜運転を実施しているが、「高尾山の初日の出を迎える時間に合わせて、新宿発高尾山口行きの急行列車2本と都営新宿線本八幡発高尾山口行きの直通列車1本を運転する」と同社。列車の先頭には「迎光号」のヘッドマークも取り付ける。
今回の運行スケジュールは、第1便=新宿3時50分発、高尾山口4時47分着。第2便=新宿4時20分発、高尾山口5時13分着。停車駅はそれぞれ笹塚、明大前、桜上水、千歳烏山、つつじヶ丘、調布、東府中、府中、分倍河原、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、北野、めじろ台、高尾、高尾山口の各駅。本八幡駅発の列車は同駅を2時48分に発車。新宿からは京王線の急行列車になり、高尾山口には4時28分に到着する予定。
2011年の高尾山の初日の出は6時50分ごろ。