八王子駅南口で「ミュージック・フェス」-地元専門学校生が運営、音量測定も

1,000人以上の観客が集まった「MUSIC FESTIVAL 2011」の模様

1,000人以上の観客が集まった「MUSIC FESTIVAL 2011」の模様

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 八王子駅南口のペデストリアンデッキ「とちの木デッキ」で2月6日、ライブイベント「MUSIC FESTIVAL 2011」が行われた。

会場の音響も学生が担当

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 同イベントは昨年11月に街開きした八王子駅南口再開発地区のまちおこしの一環として市が主催。街開きの際には同所で「とちの木デッキJAZZバンドフェスタ」が行われており、音楽をテーマとしたイベントは今回で2回目となる。「街開きと4月に開館する新しい市民会館のオープンまでの間に何かできないかと考え企画した」と市南口再開発推進室の池内さん。

 イベントの企画・運営は日本工学院八王子専門学校(八王子市片倉町)「ミュージックカレッジ」に通う学生たちがメーンとなって行った。「形としては学園祭の延長のようなもの」と池内さん。「授業の一環として関わってもらえれば」

 同校生によるバンドのほか、関連校である東京工科大学(片倉町)メディア学部の学生によるアーティスト支援プロジェクト「TUT MUSIC SUPPORT」に参加するダイスケさんや4人組バンド「ペリドットカフェ」など5組が登場。中でもダイスケさんが今月2日にシングル「ボク☆ロケット」でメジャーデビューし発売後初のイベントになったこともあり、目立った告知活動は行わなかったものの開催前からネットを中心に大きな話題を呼んでいた。

 当日は14時から約1時間半にわたって開催。会場運営のほか、ミキシングなど音響設備の管理も学生が行った。同所には1,000人を超える観客が集まり、中には黒須隆一八王子市長の姿も。今回が最後のストリートライブとなったダイスケさんが登場した際には大きな盛り上がりをみせた。

 とちの木デッキについては、「ここで音楽をやってみたいという声をいくつかいただいている」と池内さん。これを受け、今回はイベントの開催と合わせて騒音計を使ってイベント中の音量測定なども同校に依頼した。「あの場所で皆さんにイベントを行っていただけるようにできればとは思っているが、商業地も住宅も近く周囲への影響なども考えなくてはならない」。現時点で特に決まったことはないが、「調査の結果を踏まえて市や警察など関係機関と調整を図っていければ」と話す。

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