八王子の老舗ドッグカフェ「DOGLIKE」(八王子市南陽台3、TEL. 042-678-7540)などが現在、東日本大震災を受け被災地にペットに関連する支援物資を送る活動を進めている。
同店は飼い犬とともに楽しめるカフェとして開業。2006年にはトリミングサロンも開設した。店長は同店を営む石井さんの飼い犬でボストンテリアの「半蔵」。このことから同店は「半蔵の家」として親しまれている。3月に開店9周年を迎えたが、今回の地震を受け記念イベントの開催は中止した。
犬のしつけやトレーニング、ドッグホテルなどを展開する「WANLOVE」(国立市)が中心となって進めている同取り組み。仙台でドッグカフェやドッグランなどを展開する「DOGWOOD」(仙台市青葉区)との交流で得られた情報を基にペットに必要な物資を一般から集めている。「WANLOVEさんが知り合いの店舗に声をかけ、次々に参加する店が広がっている」と石井さん。
同店も3月25日から動き始め、持ち運ぶためのケージや首輪、リードなど、動物が生活していくために必要なものを提供してもらおうと、ホームページなども使って一般に呼びかけた。先週までにトイレシート、砂、ドッグフードなどの物資が同店に集まっており、これらの物資はWANLOVEが取りまとめた後、被災地に届ける。「当初は発送していたが、物資が多くなり始めたので直接仙台まで運ぶと聞いている」と石井さん。
現在は集まったさまざまな支援物資を仕分けている段階で、募集は一時中断している。「状況によって送るものは変わってくるかもしれないが、ケージやフードは本当に不足している」と石井さん。今後も2、3週間に一度のペースで届ける予定で、DOGWOODに必要な物資を確認しながら、長期にわたって支援していくという。
営業時間は10時~19時。木曜定休。