八王子市とあきる野市は7月25日、図書館相互利用協定を結んだ。これにより8月1日より、市民が互いの市の図書館を利用することができるようになった。
八王子市には4つの図書館とひとつの図書館分室があり、合計の蔵書は145万部。あきる野市は3つの図書館と3つの図書館分室を持ち、蔵書は47万部。
あきる野市民が八王子市の図書館を利用する際には、8月1日以降、八王子市内の図書館で利用者カードを作ることが必要。また、八王子市民があきる野市の図書館を利用する場合も同様にあきる野市内の図書館で利用者カードを作る必要がある。それぞれ、登録の際には運転免許証などの氏名・住所・生年月日が確認できるものが必要。
図書の貸し出し期限などは利用する図書館によって異なる。図書の場合、八王子市民があきる野市の図書館を利用した場合は冊数制限なしで3週間まで、あきる野市民が八王子市の図書館を利用した場合は10冊まで2週間となる。借りた本の返却は借りた図書館のみで受け付ける。
八王子市は今年に入って京王線沿線の府中市、調布市、町田市などの7市と「京王線沿線七市図書館連携協定」を結び、4月から相互利用を実施している。今回の協定はそれに続くもの。あきる野市でも既に羽村市、青梅市などの西多摩地域の7市と図書館の相互利用を行っている。