八王子駅側の長崎屋八王子店(八王子市中町、TEL 042-646-3810)が5月29日、閉店する。
同店は衣料品を主として取り扱うデパート。全国で42店舗を展開する。2007年には大手ディスカウントストアチェーンのドン・キホーテ(目黒区)の子会社となった。都内の店舗のうち、2009年には町田店が「MEGAドン・キホーテ町田店」(町田市、2011年1月に閉店)に、ラパーク瑞江店が「ドン・キホーテ ラパーク瑞江店」(江戸川区)にリニューアルを図っており、「長崎屋」の名称で営業するのは八王子店と小金井店の2店のみとなる。
八王子店は1971(昭和46)年3月に開業。今年で40周年を迎えた。地上8階・地下1階で、衣料品のほか寝具やインテリア用品、生活雑貨、小物家電などを取り扱うほか、100円ショップ「ザ・ダイソー」や和菓子店「藤吉」などの専門店もテナントとして出店する。同店のうち、6階の一部と7階・8階については、書店チェーン・喜久屋書店(神戸市兵庫区)が2008年に撤退するなどして以降、「新規テナント入れ替え」としてシャッターが閉まったままの状態が続いていた。
今回の閉店について、「お客さまの商品ニーズに合わせたもの」とドン・キホーテの広報担当者。「長崎屋としてのビジネスモデルから幅広い層をターゲットとした形にリニューアルを図る」。今年7月にリニューアルオープンを予定するが、具体的な時期は未定。「店舗名がどうなるのか、例えばドン・キホーテの名前になるのかといったこともまだ決まっていない」と担当者。
閉店を受け、同店では現在「改装閉店売り尽くし」セールを実施。今月29日の閉店以降も「ザ・ダイソー」などテナントについては営業を続けるという。「リニューアルオープンの時期などは決まり次第お知らせする」と同担当者。
営業時間は10時~20時。