KDDIと沖縄セルラーは現在、ユーザー参加型の環境保全活動「Green Road Project」として「高尾山Walk」を実施している。
同プロジェクトは、auのスポーツサポートサービス「au Smart Sports」を利用したキャンペーン。2008年11月から2カ月間にわたって実施された「屋久島Walk」を皮切りに7回目を迎える。今回は国連が定める「国際森林年」を受けて行われている「高尾の森・ふれあいと学びのキャンペーン」と連動。10月1日から同キャンペーンを行っている。
高尾山を題材とした理由について、「都心から1時間。ゆっくりと山歩きを楽しめる豊かな森と自然がある場所」と同社企画・報道グループの佐藤さん。「身近な自然である高尾山が登山客数の増加により、登山者のマナーや過剰利用による植生破壊等の課題に直面していること」も理由の一つに挙げる。
今回は同サービスの「Run & Walk」を利用して、期間中にauユーザーがウオーキングやランニング、自転車で走った距離を積算。1キロ1円に換算して、その総額を同機構が運営する 「緑の募金」に寄付する。「高尾山等の環境保全活動のために活用していただく」と佐藤さん。今月10日18時現在の総距離は約124万キロで、距離は1時間ごとに同社のキャンペーンサイトで発表する。
auの携帯電話向けサイトでは、高尾山の天狗伝説とかけて走った分だけ成長する「『エコてんぐ』を育てよう」や山内のグルメなどを紹介する「よむ高尾山!ベスト3」などのコンテンツも用意。「現地の興味喚起のために高尾山ガイドをサイト上で公開したことは初めての取り組み」と佐藤さん。走行距離や募金額をつぶやくことができるツイートボタンなども設置し、ユーザーの積極的な参加を呼び掛ける。
対応端末はauの携帯電話のうち、「Run & Walk」アプリに対応している機種。キャンペーンは11月30日まで。