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東京八王子トレインズがホームゲーム最終戦 最多8連勝の記録はならず

ダンクシュートを決めるダグラス・トーマス選手

ダンクシュートを決めるダグラス・トーマス選手

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 八王子市富士森体育館(八王子市台町2)で3月13日、プロバスケットボールチーム「東京八王子トレインズ」の今シーズンホームゲーム最終戦となる第17節「東京エクセレンス」戦が行われた。

会場ではファンから選手へのメッセージを受け付けるコーナーが設けられた

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 設備などを一新し、2月15日から運営を再開した同体育館。東京八王子トレインズのホームゲームが行われるのは今回が初めて。前日は78対68と東京エクセレンスに10ポイント差を付けて勝利したことから、当日はホームゲーム最終戦に加えて、第14節「大塚商会アルファーズ」戦より続くチーム最多の8連勝がかかる大事な試合となった。

 試合序盤は点の取り合いで始まり、第1クオーターではダグラス・トーマス選手がダンクシュートを決めるなど見せ場をつくったが、徐々に点差が開いていき東京エクセレンスがリードしてハーフタイムに突入。後半はトレインズのポイント連取から始まったが、第3クオーターの途中から流れが再び東京エクセレンスに傾き、最終的には54対87と30ポイント以上の差をつけられ敗れた。これにより、今シーズンの対東京エクセレンス戦の戦績は1勝3敗と負け越しに。連勝記録も7で途絶えた。

 試合終了後は、早水将希ヘッドコーチ、鳴海亮キャプテン、和田尚之選手兼GMがそれぞれあいさつに立ち「ホームゲーム終了セレモニー」を開催。早水ヘッドコーチは今シーズンを振り返り、「1年を通してファンの皆さんの声がチームの力になったと思う。応援してくれる方々がいることが選手たちの心の中にもあったし、勝ちの半分以上は皆さんのおかげ」と感謝を表した。

 鳴海選手は「けがをした選手も出てしまったが、それでも全員で支えあって、ここまで来ることができ本当に良かった」。新チームのリーダーとして過ごした今シーズンを「みんなでコミュニケーションを取ってきたので、深く悩むことはなかった」と振り返った上で、「来シーズンは(Bリーグの)B3でやっていくことになるので、頑張る」と気合を見せた。

 オーナー兼選手として常に最前線を走ってきた和田代表は「スタッフはごちゃごちゃ言うかもしれないが、来シーズンも選手としてやりたい」と笑顔で現役続行を宣言。会場からは大きな拍手が寄せられた。

 今シーズンについては「後半から良くなったのはチームワークが良くなったから。頑張らなきゃいけない時にみんなで頑張れたことが連勝につながった。ここからだと思うので、(シーズンが終わるのが)もったいない」と述べた。

 来シーズンがBリーグ3部からのスタートとなることについては、「納得していない。強いチームを作って2部、1部と上がっていきたい。2020年までには必ず1部に上がる」と目標を掲げた。「オフ期間は学校訪問など地域のイベントに積極的に関わっていくので、街中で見かけたら声を掛けてほしい。八王子にトレインズがあってよかったなと、市民の方々が誇りに思っていただけるようなチーム作りをしていきたい」と意気込む。

 最終戦となる第18節「パスラボ山形ワイヴァンズ」戦は、3月19日・20日に山形市総合スポーツセンター(山形県山形市)で行われる。

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