2023-24年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、シリーズ第58弾。
12月22日・23日に、エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われた福井ブローウィンズ戦を連敗、1月5日・6日に行われた新年初試合となる横浜武道館(横浜市中区)での横浜エクセレンスを1勝1敗で終えたビートレインズ。これまでの戦績は13勝13敗とイーブンになったが、リーグ9位で順位に変動はない。
1月12日・13日は、湘南ユナイテッドBC戦をエスフォルタアリーナ八王子で行う。今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の川上さんと共に伝える。
第14節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・川上紅葉
−福井戦は連敗、横浜戦は1勝1敗で終えたころから、これで13勝13敗と戦績はイーブンとなりました。今年に入って選手の皆さんの立ち上がりは?
川上 昨年は連敗で終えたこともありましたが、1週の休みとなる「バイウイーク」ということで、選手も年末年始をリラックスして過ごせたこともあり、新たにプレーオフを目指して一生懸命練習に打ち込んでいます。新年最初の試合は5日からのアウェーで、現在4位の横浜エクセレンスということもあり、気合いを入れて練習していました。そのかいもあって、最初の試合は幸先よく逆転勝ちできました。結果は1勝1敗でしたが、選手のモチベーションは非常に高いです。
−湘南ユナイテッドBCとは、昨年2月のアウェー戦以来、約1年ぶりの対戦となります。昨シーズンの対戦はホーム、アウェー共1勝1敗でした。今回の対戦の見どころは?
川上 湘南ユナイテッドBCとの今シーズンの試合はこの2試合だけです。プレーオフを目指している我々としてはもちろん負けられない試合ですし、対戦相手の湘南ユナイテッドBCも当然、プレーオフを目指しているチームなので、簡単には勝たせてもらえる相手ではありません。湘南ユナイテッドBCは昨年12月に外国籍選手の入れ替えで補強したことから勝ち星が増えてきています。油断することなく、しっかりとチームで準備し、新年最初のホームゲームでブースターの皆さまに勝利をお届けできるようにします。
−年明け最初のホーム戦ということで、何か企画はありますか?
川上 今節は「トレインズデー」ということで、電車になぞらえた企画が盛りだくさんです。ジオラマやオリジナル本革きっぷ制作のワークショップ、JR東日本八王子営業統括センターによる「子ども駅長制服体験」、電車グッズの販売などの企画を用意しています。「乗車」いただいた皆さまが楽しんでいただけるようにスタッフ一同、準備しています。
−目標であるプレーオフ進出に向けて、まずは現在8位の立川ダイスとの差を広げないためにも、年明けのスタートダッシュが重要だと思いますが、抱負や意気込みをお願いします。
川上 「立川だけには負けられねえ」とヒロミさんの「八王子のうた」の歌詞にあるように、もちろん立川には負けたくないのですが、これからの一戦一戦は非常に大切になってくるので、チームのスローガン「GET TOGETHER」にあるように、皆で一丸となって一つ一つ勝利し、プレーオフ進出を果たしたいと思います。それには数多くの方にトレインズの試合に「乗車」いただき、熱い声援を選手たちに送ってくれると選手たちもより頑張れます。ぜひとも会場にお越しください。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2022年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。