2023-24年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、シリーズ第64弾。
3月22日・23日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われた、ヴィアティン三重戦で連敗し、戦績を20勝28敗、順位は18チーム中11位に落としたビートレインズ。
今月29日・30日は、今シーズンのホーム最終節となる東京ユナイテッドバスケットボールクラブ戦を同所で行う。今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の川上さんと共に伝える。
第25節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・川上紅葉
−「八王子市民デー」と位置付けたヴィアティン三重戦は2連敗でした。今回の「八王子市民デー」の感想は?
川上 前節の八王子市民デーには多くの方に「乗車」いただき、ありがとうございました。プレーオフ進出をかけ、何としてでも勝ちたい試合でしたが、結果は悔しい敗戦となりました。八王子市民デーでは初めて「乗車」いただいた人も多かったため、バスケの試合はもちろん、演出やイベントなども楽しんでいただけたのならうれしいです。
−29日・30日は東京ユナイテッドバスケットボールクラブと戦います。昨年12月の試合は1勝1敗でした。ビートレインズよりも上位のチームということで、絶対に落とせない試合になりますが今節の見どころは?
川上 今節は東京ユナイテッドバスケットボールクラブとの試合です。2021-22シーズンまで東京八王子ビートレインズでチームを引っ張っていた早水将希氏がヘッドコーチを務めるチームということもあり、チームはもちろんファンの皆さんも気合いが入っているかと思います。東京ユナイテッドバスケットボールクラブの皆さんはプレーオフ進出の思いを持って試合に臨んでくると思います。私たちも一つでも多くの勝利を手に入れるという、両チームの思いがぶつかり合う非常に熱い試合となると思います。
−試合以外の見どころは?
川上 現在、Bリーグでは「B.LEAGUE MASCOT OF THE YEAR」という、ファンの皆さんの投票で今シーズン一番頑張ったマスコットを決める企画が開催されています。それに伴い、東京ユナイテッドバスケットボールクラブのマスコット「ユナイト」が来場します。「ユナイト」にはイベントに参加してもらい、「Raily's」や、ビートレインズの「トレンチー」と共に会場を盛り上げていただきます。30日のオープニングには「Raily's」結成1年目の時の「銀河鉄道999」のパフォーマンスを、現在の「Raily's」メンバーによって披露します。みんなで大切にしてきた「銀河鉄道999」なので、ぜひお見逃しなく。
−4月はアウェー戦が続きます。今後の試合に向け意気込みを。
川上 プレーオフ進出がかなわなくなった今、私たちがどのように今シーズンを終えることができるかが重要になってくると思います。11位という現状ではありますが、最後までチーム一丸、八王子一丸となって諦めず戦い続けます。今シーズン応援してくださったファンの皆さまに感謝の気持ちを伝えられるよう戦います。皆さまの熱い声援で選手にエールを送ってください。
−半年間に及んだシーズンにも終わりが見えてきました。八王子市民やブースターの皆さんに向け、メッセージを。
川上 この半年間のシーズン、皆さまの熱い応援とサポートに心から感謝します。10周年を前にした今シーズンは変化も多い年で、ファンの皆さまもさまざまな思いを持ったシーズンだったと思います。皆さんと喜びや悔しさを味わいながら八王子一丸となったシーズンでした。今後も私たちの思いは変わらず、「バスケで八王子を盛り上げる」「子どもたちに夢と未来を」の理念の下、皆さまと共に歩んでいきます。ファンの皆さま、これからもどうぞよろしくお願いします。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2022年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。