プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく本企画。今回は、シリーズ第65弾。
2024-25年シーズンもB3リーグで戦うビートレインズ。ヘッドコーチに昨シーズンは金沢武士団を率いた三木力雄さん、キャプテンを大城侑朔選手が務める新たな体制をつくった。
9月27日・28日は、今シーズンの開幕節となる香川ファイブアローズ戦をエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行う。新たなシーズンに向けた意気込みや今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の川上さんと共に伝える。
第1節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・川上紅葉
−新たなチームづくりを進めてきたと思いますが、今年のトレインズのチームとしての特徴は?
川上 今年のチームづくりは、昨シーズンまで金沢武士団を率いた三木力雄ヘッドコーチを迎え、キャプテンには「PG(ポイントガード)」の大城侑朔選手が就任しました。大城選手は八王子で8年目を迎え、コーチングスタッフの意図をチームに浸透させる役割を担っています。
−9月10日には立川ダイスとの「多摩ダービー」が行われ、残念ながら勝利を収めることはできませんでした。実戦に近い試合だったと思いますが、試合を振り返ってチームの仕上がり具合は?
川上 9月10日に行われた多摩ダービーでは、残念ながら勝利を逃しました。この試合は実戦に近い内容で、チームの仕上がりを確認する重要な機会でしたが、けがを抱えた選手もいました。しかし、開幕戦に向けて選手たちは順調に調整を進めています。11月29日・30日に開催される「八王子市民デー」をはじめ、開幕戦から良い結果を出すために準備を整えています。天皇杯では格上の群馬クレインサンダーズと対戦する貴重な経験を積むことができ、選手たちにとっても多くの収穫がありました。
−9月14日からセレオ八王子などで選手も参加した「ユニホームお披露目会」が行われました。市民の皆さんからのチームへの反響は?
川上 9月14日から八王子市内で行われた「ユニホームお披露目会」では、市民の皆さんから多くの反響を頂きました。オフシーズン中のイベント参加やアカデミーでの学校訪問を通じて、チームの認知度が確実に向上していると感じています。今シーズンは3万9000人の来場を目標にしており、そのために強力な告知活動を進め、何度も訪れたくなる試合会場を作り上げる必要性を感じています。新しい赤いユニホームについても、多くの市民から好評を頂きました。
−開幕節は香川ファイブアローズとの試合となります。昨シーズンの1月のホーム戦は連敗では終わりました。試合の見どころは?
川上 開幕戦の相手は昨シーズン上位チームの香川ファイブアローズです。香川は強いチームではありますが、シーズンの初めは、どのチームも新しい選手の補強やチームビルディングを進めている最中です。簡単には勝てない相手ですが、三木ヘッドコーチ率いる新生八王子ビートレインズのレベルアップした姿をお見せできるよう全力で挑みます。
−試合以外の見どころは?
川上 今シーズンの開幕戦はスーパーアルプスの冠ゲームとして、恒例の抽選会を実施します。多くの方に景品が当たる抽選会となっているので、ぜひご参加ください。1日目には「ニューロティカ」が来場し、歌とパフォーマンスで会場を盛り上げていただきます。
−今シーズンは観客集めが一つの課題だと思います。市民の皆さんに向けアピールを。
川上 今シーズンは2階自由席を無料招待する取り組みを行っており、開幕戦では1000人の予約を既に頂いています。スポンサーの協力により、さらに300人を追加招待することが決まりました。ぜひ多くの市民の皆さんに試合会場に足を運んでいただき、選手たちを応援していただきたいと思います。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012(平成24)年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015(平成27)年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016(平成28)年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017(平成29)年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018(平成30)年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2023年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。