プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく本企画。今回はシリーズ第66弾。
9月27日・28日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われた今シーズン開幕節・香川ファイブアローズ戦を連敗、10月5日・6日にシティホールプラザアオーレ長岡(新潟県長岡市)で行われた「新潟アルビレックスBB」戦を1勝1敗で終え、現在、1勝3敗、17チーム中14位の位置にあるビートレインズ。
10月11日・12日は、今シーズン第3節となるトライフープ岡山戦をエスフォルタアリーナ八王子で行う。今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(八王子市子安町3)広報の川上さんと共に伝える。
第3節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・川上紅葉
−開幕節は連敗で終わりました。1日目は終始香川がリードし20ポイント差、2日目は第2クオーターでビートレインズが先行する場面もありながら、最終的には10ポイントの差がついてしまいました。試合を振り返って感想は?
川上 まず開幕戦に多くの来場をいただきありがとうございました。非常に重要な試合で、どうしても勝ちたい試合でしたが、結果として勝利を収めることができませんでした。ただ、試合の中には良い部分も多くあり、チームとしてさらに成長するための材料が得られたと思います。三木ヘッドコーチのもと、今後もチームをビルドアップしていき、勝ち切ることができるチームにしていく必要があると強く感じています。
−開幕節は1日目が2086人、2日目が2252人と連日2000人を超える観客が来場しました。反響は?
川上 2日間で4343人にご来場いただき、クラブの経営体制が変わって以来の最高記録となりました。初めてバスケ観戦に来てくださった方々からも試合のスピード感や演出を楽しめたという声を多くいただきました。今シーズンはスポンサーの支援により、2階自由席を全試合で招待しますので、ぜひ気軽に試合を楽しんでいただければと思っています。
−今節はトライフープ岡山との試合となります。昨シーズンは順位を激しく争いながらも、4月に行われたビートレインズのホーム最終節で、2試合共黒星を付けられた相手です。試合の見どころは?
川上 アウェーで行われた新潟戦2日目の勝利の勢いをそのままに、岡山戦も勝ちたいと思っています。今シーズンのB3リーグはどのチームも強化をしており、簡単な相手ではありませんが、八王子一丸で挑みますので、ぜひ応援をお願いします。
−試合以外の見どころは?
川上 今節の2日目は、「はちおうじピンクリボン」の冠ゲームで、全員ががん患者のチアダンスチーム「ピンキースマイル」も出演します。試合を楽しみながら自分の体についても見直す一日になると思います。「フラチナリズム」も出演し、今シーズンから試合で使われている楽曲「KAN&PAI」で会場を盛り上げてくれると思います。
−先の通り、開幕節では4000人を超える集客がありました。この勢いのまま今シーズンを進めていきたいところですが、市民の皆さんにメッセージを。
川上 開幕戦に多くのご来場ありがとうございました。プロスポーツチームとして活動を続けるためにも、ぜひ今シーズンも会場に足を運んで、バスケットボールを楽しんでください。毎試合、異なるイベントもご用意していますので、お楽しみに。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012(平成24)年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015(平成27)年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016(平成28)年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017(平成29)年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018(平成30)年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2023年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。