プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく本企画。今回は、シリーズ第70弾。
「八王子市民デー」と位置付け、11月29日・30日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われた今シーズン第10節・立川ダイス戦を70-75、79-76の1勝1敗で終えたビートレインズ。12月9日・10日に行われた東京ユナイテッドバスケットボールクラブ戦は連敗だった。現在、開幕から5勝15敗、順位は17チーム中15位と変わらない。
13日・14日は今シーズン第12節となる湘南ユナイテッドBC戦をエスフォルタアリーナ八王子で行う。今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(八王子市子安町3)広報の川上さんと共に伝える。
第12節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・川上紅葉
−立川ダイス戦は1勝1敗でした。2日目はホーム戦としては過去最高の集客で、試合も最後まで立川が点を重ねたことから、守りきっての勝利というドラマチックな展開になりました。今回の八王子市民デーを振り返った感想は。
川上 まず多くの方に来場いただき、クラブ一同心より感謝しています。特に2日目の2490人というホーム戦最高の集客記録は、クラブにとっても選手にとっても大変励みとなりました。1日目は悔しい敗戦となりました。敗戦が続く中、大勢の方々が見守る2日目にプレッシャーをはね返して勝ち切った選手たちを誇りに思います。今シーズンは、一プレー一プレーで感動を届けることを目指しており、この試合はその目標にふさわしいドラマチックな内容だったと感じています。
−今節は1月に連敗した湘南との連戦です。ビートレインズとしては、9日・10日のアウェー戦を終え、中2日で試合を迎えますが、見どころは?
川上 湘南ユナイテッドBCは格上のチームで厳しい展開が予想されますが、われわれは「チャレンジャー精神」で臨みます。12月9日・10日の東京ユナイテッドバスケットボールクラブ戦から中2日での試合ということで、選手たちのコンディション調整が鍵となりますが、勝利だけを目指し、チーム一丸となって戦います。特に背番号14番の伊藤選手が最近、アグレッシブなプレーを見せており、彼の活躍にぜひ注目してください。
−今節は「クリスマスデー」と位置付けていますが、予定されている企画は?
川上 今回のクリスマスデーでは「Raily's」による特別なパフォーマンスを実施します。毎年多くの方に好評を頂いている選手によるボール投げ入れでは、500円割引券が付いたサインボールを90個お渡しする予定です。さらに、当日「乗車」いただいた皆さまに配布するチラシには抽選券を付け、5,000円分の商品券などクリスマスプレゼントをお届けします。会場全体をクリスマスムード一色に染め、皆さまに特別な時間を提供できるよう準備していますので、ぜひ足を運んでください。
−年内の八王子での試合は今節が最後です。次のホーム戦は1カ月先になります。市民やファンの皆さんにメッセージを。
川上 2024年もたくさんの応援を頂き、本当にありがとうございました。選手・スタッフ一同、皆さまの声援に力を頂いています。年内の八王子での試合は今節が最後となりますが、アウェー戦や休節を経て、1月18日・19日の「トレインズデー」ではまた新しい企画を用意しています。引き続き応援をよろしくお願いします。皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012(平成24)年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015(平成27)年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016(平成28)年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017(平成29)年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018(平成30)年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2023年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。