プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく本企画。今回はシリーズ第72弾。
1月18日・19日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われた山口パッツファイブ戦を1勝1敗で終えたビートレインズ。開幕から11勝19敗、17チーム中13位と順位は変わらない。
24日・25日は今シーズン第18節となる金沢武士団戦を同所で行う。今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の川上さんと共に伝える。
第18節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・川上紅葉
−山口戦の初日は2200人、2日目は1700人を超える観客が来場しました。結果、1勝1敗となりましたが、前節の振り返りを。
川上 山口戦では多くの方に来場いただき誠にありがとうございました。1日目は新年1発目の試合ということもあり、どうしても勝ちたい一戦でした。勝ち切ることができず非常に悔しい結果となりました。第1クオーターで先行する展開を作ることはできたものの、その後、相手のペースを崩せず、終盤の追い上げもあと一歩及びませんでした。2日目は第1クオーターから第3クオーターまで全て同点と拮抗(きっこう)した展開となりました。第4クオーターでも粘り強く戦い抜き、最後は皆さんの熱い声援の後押しを受けて勝ち切ることができました。厳しい戦いが続く中での貴重な1勝となりました。引き続き、シーズンの後半戦に向けて、一つでも多く勝ち星を積み上げていきたいと思います。
−今節は金沢武士団が相手です。昨年11月のアウェー戦は2連敗で終わりましたが、試合のポイントは?
川上 昨年11月のアウェー戦では2連敗を喫しましたが、要因の一つは終盤のクラッチタイムで背番号5のスティーブン・グリーン選手が、3ポイントシュートを中心に得点を量産したことにあります。そのため、今節はスティーブン選手への対策をしっかりと講じて試合に臨みます。八王子ビートレインズで2年間プレーした背番号30・高橋幸大選手をはじめ金沢武士団には得点力の高い選手がそろっています。試合を通して高い強度のディフェンスを維持し、相手の攻撃を封じることが勝利の鍵となります。
−今節は「トレンチーデー」と位置付けています。見どころは?
川上 今節はクラブマスコットの「トレンチー」が主役となる「トレンチーデー」を開催します。専属チアリーダー「Raily's」による「チーターダンス」の披露をはじめ、写真撮影会や「トレンチーのにがおえコンテスト」など、子どもから大人まで楽しめる企画を多数用意しています。金沢武士団のマスコットも来場し試合を盛り上げてくれる予定です。選手たちもトレンチーのかぶり物グッズを身に着けて入場します。来場する皆さんもトレンチーグッズを身に着け、ぜひ一緒に試合を楽しんでください。
−次週、2月1日・2日は立川ダイスとの「多摩ダービー」となります。昨年11月に行われたホーム戦は1勝1敗に終わりましたが、今度は立川での試合となります。「多摩ダービー」に向けた意気込みを。
川上 立川ダイスとは、これまで5勝5敗と全くの互角の戦いとなっています。今回の「多摩ダービー」は立川のホームでの開催となり、「八王子だけには負けたくねえ」と強い気持ちで挑まれることが予想されます。私たちも「立川だけには負けたくねえ」という気持ちは変わりません。八王子一丸となって2連勝をつかみ取り、順位を上げるためにも全力で戦います。皆さんの熱い応援が選手の力になりますので、ぜひたくさんの声援を、よろしくお願いいたします。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012(平成24)年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015(平成27)年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016(平成28)年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017(平成29)年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018(平成30)年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2023年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。