プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく当企画。今回はシリーズ第83弾。
エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で12月12日・13日に行われた今シーズン第12節「東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)」戦を、89-72、91-66と連勝したビートレインズ。14勝6敗、リーグ順位は変わらず3位を維持している。
18日・19日は、エスフォルタアリーナ八王子で今シーズン第13節「立川ダイス」戦を「八王子市民デー」と位置付けて開催する。当日の見どころを、ビートレインズを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の磯貝玲奈さんと共に伝える。
第13節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・磯貝玲奈
−今節は10月4日・5日にアリーナ立川で対戦して以来の立川ダイスとの「多摩ダービー」となります。
磯貝 「多摩ダービー」は八王子と立川という同じ多摩地域をホームタウンとするチームが地域をともに盛り上げることを目的にしています。八王子ビートレインズは「立川だけには負けたくねえ」、立川ダイスは「八王子だけには負けたくねえ」と掲げ、地域のプライドを懸けた熱い戦いが繰り広げられます。
−今年は「多摩ダービー」を行う前に両チームの選手が参加する事前イベントを開催するなど新たな取り組みも行いました。
磯貝 他チームとコラボイベントを実施するのは初めてでしたが、すごくいい機会になったと改めて感じています。普段はコート上で闘志を燃やす選手たちですが、「プチ多摩ダービー」として行ったミニゲーム、トークショーも盛り上がり、両チームのファンの皆さまに楽しんでもらえるものをお届けできたのではないかと思います。普段とは少し違った選手の姿を見ることができ、会場全体も和やかな雰囲気に包まれ、楽しい時間になりました。コラボイベントの様子は「多摩ダービー前哨戦」として、インスタグラムにも投稿しましたので、ぜひチェックしていただければと思います。
−10月の立川との対戦は連勝で終えています。相手チームをどう分析しますか?
磯貝 前回の対戦では八王子が連勝しましたが、その後の立川は試合で連勝を重ねており、非常に力のあるチームだと感じています。立川は先週、試合がなかったので、今節に向けて調整や対策を行い、臨んでくるのではないかと思います。通算対戦成績は八王子が9勝5敗で勝ち越しており、現在、5連勝中。立川ダイスの皆さんも、きっと「いやいや、ここは譲れない」と気合十分のはずです。その中でも、われわれのバスケットスタイルは変わることなく、ディフェンスからアグレッシブに、そしてアップテンポなオフェンスで流れを作り、夏から積み上げてきたチーム力でチーム一丸となって、勝利をつかめたらと思います。
−「八王子市民デー」の内容は?
磯貝 皆さまへ日頃の感謝を込めて、特別価格でのチケット販売、通常以上に華やかな演出を行います。当日はゲストとして、八王子少年、ニューロティカ、フラチナリズムが会場を盛り上げ、試合とともに楽しい一日をお届けします。
−今節が年内最後のホーム戦となります。
磯貝 今年はB.LEAGUE ONEへの参入発表をはじめ、チームにとって大きな動きのあった一年だったと感じています。その中で、日頃から支えてくださっているスポンサー企業やファンの皆さま、地域の皆さまの存在の大きさを改めて実感する年でもあったように感じます。来年に向けて、チームとしてさらに成長し、より多くの方に応援していただける存在になれるよう戦います。年内最後のホームゲームも、ぜひ会場で一緒に熱い応援を届けていただけるとうれしいです。
−ありがとうございました。

写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012(平成24)年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015(平成27)年に当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016(平成28)年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手がけるB3リーグに参入した。2017(平成29)年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018(平成30)年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2024年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。