そごう八王子店(八王子市旭町、TEL 042-624-2511)で11月29日、開店当時を振り返る特別展「思い出パネル展」が始まった。
1983(昭和58)年11月、JR八王子駅に直結する郊外型百貨店として開業した同店。現在では東京都内で唯一のそごうとなるが、今年2月23日に契約期間満了に合わせて、2012年1月末で営業を終了することを発表。営業終了まで残り2カ月となった。
「9月から15人ほどのプロジェクトを店内で発足し、28年間ご愛顧いただいたお客さまへの感謝企画を考えてきた」と同展販売促進担当の宮坂さん。同展は「その中でプロジェクトメンバーから発案された企画の一つ」だという。
同日から全館を対象に始まった「閉店売りつくしセール」と連動。同店1階に特設会場を設けて、さまざまな写真を展示する。現在の駅ビルができる前の八王子駅周辺の風景や開店当時のオープニングセレモニーの模様など20枚を超える写真を展開。中には、駅ビルの建設工事風景や米国陸軍の「USアーミーバンド」によるパレードなど貴重な資料も含まれる。
展示に当たっては、「500枚前後の写真を社内外から集め、プロジェクトメンバーで選んだ」と宮坂さん。選定の際には、現存しない看板や建築物など当時を振り返ることができるものを中心にしたという。「開店当時から八王子在住の方は、特に懐かしくご覧いただけるのでは」とも。
営業時間は10時~20時。展示は12月31日まで。