八王子の大型家具店「村内ファニチャーアクセス 八王子本店」(八王子市左入町、TEL 042-691-1211)で2月23日から、手作り家具の製作技術を学ぶ「八王子現代家具工芸学校」の作品展が行われる。
市内の家具店のほか、家具デザイナーや製造業者など23社で構成する自主組織「家具のまち 八王子」をベースに、同店敷地内のログハウスを活用して2010年1月から運営されている同校。
木材の知識や組み木の方法など基本的なことから家具の製作、デザインについて学ぶものなど、さまざまなコースを展開。カンナ盤やバンドソーなど大型の工作機械も備え、20~60代までプロ・アマを問わず、自らの手で家具を製作したい人たちが学生となって参加している。
昨年4月には家具デザイナーや家具職人、木工家を目指す「クラフトマンシップ家具デザインコース」を新設。「1~2年、毎日通ってもらって家具作りを学んでもらう」と同校で講師を務める伊藤家具デザインの伊藤洋平さん。高校卒業後、すぐに入学した人も在籍しているという。
学生たちが授業を通して作り上げた作品を展示する同展。昨年2月に初めて開催して以来、今回で3回目。今回のサブタイトルは「2011年度クラフトマンシップ家具デザインの作品展」。会場にはスツールや道具箱などさまざまな手作り家具が登場する。「『クラフトマンシップ家具デザインコース』の女性が作ったテーブルは見もの」と伊藤さん。
会場は同店北3階のサロン「樫の木」。開催時間は10時40分~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月29日まで。