高尾梅郷(八王子市裏高尾町)周辺で3月10日・11日、梅の花をめでながら散策を楽しむイベント「高尾梅郷梅まつり」が行われる。
浅川町から裏高尾町にかけての旧甲州街道・小仏川沿いにあたる約4.5キロを指す同所。上椚田橋(高尾町)から始まる遊歩道沿いの「遊歩道梅林」や小仏関所跡(裏高尾町)周辺に20本ほど並ぶ「関所梅林」、高尾天満宮に程近い「天神梅林」、旧甲州街道沿いの「湯の花梅林」などのほか、中央道沿いにも木下沢梅林や小仏梅林などがあり、合わせて約1万本の梅の木を見ることができる。
3月中旬に梅の花が見頃を迎えることを受け、毎年行われている同イベント。今年で33回目。名物は花をめでながら各梅林を巡っていく「観梅記念スタンプハイク」。今年は遊歩道梅林、関所梅林、湯の花梅林の3カ所にスタンプ台を設置し、それぞれでスタンプを集めると景品と交換できる。スタンプの受付時間は各日9時~16時。
JR高尾駅や京王線・高尾山口駅を始点に、遊歩道梅林、関所梅林などを巡る片道40分ほどのコースや健脚者向けに木下沢梅林や小仏梅林なども巡る片道約95分のコースを紹介。両日と3月17日・18日のみ、木下沢梅林内を巡る「木下沢梅林・梅の里トレッキングコース」の一般開放も試験的に行う。開放時間は10時~16時。
それぞれの梅林では、踊りや野だて、琴の演奏、写真コンテストの作品展示などの催しも実施。10日11時からは関所梅林で「YOSAKOIいちょうの会」による踊りが披露されるほか、当日は甘酒やおでんなどの露店も出て盛り上げる。