毎夏に八王子市内で行われる多摩地区最大の山車まつり「八王子まつり」について4月12日、今年の開催日程が発表された。
昨年は東日本大震災の発生後、不安定な電力事情を受け安全の確保が難しいとして、4月に中止が決まった「八王子まつり」。同祭りの関連行事として、毎年八王子市民球場(八王子市台町2)で行われている「八王子花火大会」も開催を見合わせた。
その後、各町会の判断で夏祭りの実施を決定。八王子の東の総鎮守・八幡八雲神社(元横山町2)を中心とした「下地区」の町会では「東日本大震災復興支援と地域振興の祭り広場」を、西半分を鎮守する多賀神社(元本郷町4)を中心とした「上地区」の町会では「いきいき祭り やっぱ八王子でしょ! ~ぼくらの夏まつり~」が開催された。
今年の「八王子まつり」について、イベントを主催する実行委員会は同日に総会を開催。今年に関しては例年通り、8月3日~5日までの3日間の日程で祭りを行うことを決めた。開催は2年ぶり。「具体的な内容はこれからだが、例年通りのものをやる方向で提案した」と実行委員会担当者。
同祭りの詳細については今後、パンフレットやポスター、市広報、公式ホームページなどで発表する予定。
「八王子まつり」は毎年8月の第1金曜から3日間の日程で実施。甲州街道(国道20号)をメーン会場に上地区、下地区それぞれに分かれ、山車同士が向かい合って一騎打ちする「ぶっつけ」やみこし、民謡流しやパレードなどさまざまなイベントが行われる。2010年までに50回を開催。2010年の観客動員数は約68万人と、多摩地区最大規模の祭りとして知られる。