中央大学(八王子市東中野)は5月29日、同大学の映像コンテンツをまとめたサイト「白門ムービー」の運用を始めた。
10年ほど前から映像コンテンツへの取り組みを進めてきた同大。ユーチューブを使った配信のほか、ポッドキャストやアップル社が展開するサービス「iTunes U」を利用した配信なども行っており、現在、インターネット上のさまざまな手段で映像を見ることができる。
視聴できる動画は300本を超え、「分かりにくくなってきたので一つにまとめようと考えた」と同大学広報室広報副課長の五十嵐さん。今回開設したサイトでは、動画をカテゴリーごとにまとめて整理。年度別に見られるようにするなど工夫を加えた。
視聴できるのは、大学やキャンパスの紹介、講演会、シンポジウム、学園祭といった催事、駅伝などのスポーツ活動などの映像。中でも、旧駿河台キャンパス時代の映像は人気コンテンツの一つで、「ノスタルジーを感じる人もいるのでは」と運営をサポートするマネジメントシステムサービス(豊島区)の石川さん。入学式や卒業式の映像についても、学生の親族などを中心に問い合わせが多いという。
今後はサイトを使ってライブ配信を行うなど、「将来的には中央大学における動画のポータルサイトになれれば」と五十嵐さん。昨年度から始めた教養講座番組「学びの回廊」を通じて、学生に番組制作の機会を与えるなど、映像コンテンツ全体の底上げも目標に据える。