八王子駅近くのみずき通りに6月17日、一日限定の「子育て応援カフェ」が出現した。会場は南多摩運送(八日町)の駐車場。
毎月1日限定の公園「みずき通りポケットパーク」が展開されている同所。今回は市の「子育て応援企業制度」に参加する企業などが集まり、ポケットパークと連動する形で行われた。
160社近くが参加する同制度。「子育てにやさしい街を作るのに、どのようなことをすればいいのかという議論になり、そこで、ポケットパークで試してみようということになった」とイベントの企画・運営に関わるロスフィー(横山町)の保(たもつ)さん。「子育て応援企業の活動とコラボして、いい街を一緒に作っていこうという試み」。
「父の日」の開催ということもあり、「お父さんたちが準備し、子どもたちと遊んでもらって、お母さんたちに休んでもらうのもテーマの一つにした」と保さん。父親の参加を促すため、市内のさまざまな「パパ会」に声を掛けた。「お父さんたちも主体となってやることが大事」。当日は「パパ会」が連携し、「八王子パパUNITED」として、会場に段ボールハウスを用意。子どもたちと遊べる場としてイベントを盛り上げた。
このほか、綜合警備保障(港区)が子どもたちに職業体験をしてもらうコーナーを設けるなど、さまざまな催しを展開。「午前中に300人くらいの方がお越しになった」と保さん。以降も多くの客が訪れ、通常のポケットパークと比べて5~10倍の人出になった。
今後は市内各所での開催も狙う。「機会を提供したいという企業は増えている」と保さん。「イベントを同時に行い、回遊するような取り組みも取り組んでいきたい」と意気込む。