八王子駅北口の西放射線通り商店街(ユーロード)で7月7日、子どもたちを対象にした60メートルに及ぶ「流しそうめん」が行われた。
身長ギリギリの竹筒に手を伸ばして「そうめん流し」を楽しむ子どもたち
流しそうめんは、同日から2日間の日程で行われた「夏の風物市」の一環で開催。八王子で作られたアサガオや鉢植え野菜、江戸風鈴などを商店街の通り沿いで販売する同イベント。毎年7月上旬に行われており、今年で11回目。地元の小学校や企業などもブース出展したほか、会場への入り口となる三井住友銀行前には七夕飾りも取り付けられ、夏の気分を盛り上げた。
今年は子どもたちにも楽しんでもらおうと、地域の商店街が「流しそうめん」を企画。横山町公園(横山町)から中町公園(中町)までの商店街の通り沿い約60メートルの間に竹筒を設置して参加を呼び掛けた。
当日は12時~13時、14時30分~15時30分の2回に分けて実施。これに合わせ、多くの子どもたちが集合し、竹筒の前でそうめんが流れてくるのを待った。スタッフが次々と流すそうめんに、次々と取っては口にほお張って味わう子どものほか、「流れてこない」「全然取れない」などと苦戦している子どもの姿も。小雨が降るあいにくの天気だったが、商店街には子どもたちの楽しげな声が響いた。
今年の「夏の風物市」について、「いくつかの商店街が協働して盛り上がった」と運営に携わった八王子商工会議所の担当者。用意していたアサガオも早々に売り切れ、「例年以上の人出だった」と振り返る。