今秋にリニューアルを予定する八王子駅北口の駅ビル「八王子ナウ」(八王子市旭町)が7月10日、1階・3階フロアの営業を終了した。
JR東京西駅ビル開発(旭町)が運営する同ビル。地上10階、地下2階。延べ床面積は約7万3800平方メートル。「八王子ナウ」はこれまで、1階~3階、8階の一部エリアと9階~屋上で展開していたが、1月末のそごう八王子店の閉店を受け、今秋、ショッピングセンター「セレオ八王子 北館」として生まれ変わることが決まっている。
6月3日には改装を前に屋上遊園地「ナウプレイランド」が閉園、28年の歴史に幕を閉じた。同園に続き、今回は食品などを扱う1階「デイリーコート」のベーカリー「HOKUO」を除く各店と、衣料品をメーンとした3階「ファッションコート」の全店が営業を終了。営業最終日となった10日には、多くの客が足を運んだ。
「秋に向けて新しい館に生まれ変わっていくため」とJR東京西駅ビル開発の担当者。「ファッションについては、雑貨売り場など含めて幅広い世代の皆さまに対応していく。食品についても多摩地区最大級の売り場になる」という。
今月10日以降も、クリーニング店などが出店するM2階「リフレッシュコート」、衣料品店、雑貨店、子ども服店などが展開する2階「ファッションコート」、書店やCDショップが入る8階「カルチャーコート」、レストラン街の9階~10階「ダイニングコート」については営業を続ける。