八王子市内農家の主婦たちによって構成されるグループ「ぷりんせすマーケット」が9月3日から、八王子でできた野菜を使ったレトルトカレー「ぷりんせすカレー第2弾」を発売している。
同グループは八王子市内の女性農業者たちが集まって作られたグループで、直売活動などを通して八王子の農業を豊かにしようと2001年に結成された。会員は現在15人。これまで青空市などでの直売活動や収穫体験会などを開催。現在でも毎週日曜日に「イトーヨーカドー 南大沢店」(八王子市南大沢2)の前で青空市を行っている。
「ぷりんせすカレー」は八王子で採れた野菜の普及を目的に同グループと食品会社などが協力して開発された。第1弾は昨年12月に発売。自らが栽培したジャガイモやニンジン、大根、シイタケなどをふんだんに使用し、5,000食限定で発売したところ、2カ月余りで完売した。その後も問い合わせが相次いだことから、第2弾を計画、今回の発売となった。
第2弾は今年収穫したばかりのジャガイモやニンジン、タマネギ、インゲンなどのほか、モロヘイヤやウコンが使われ、味は中辛。内容量は1人前=200グラムと市販のレトルトカレーと同程度の量となっているが、野菜を中心としたもののため、カロリーは約130キロカロリーと低く抑えられている。
地場産の野菜を中心に、化学調味料などの合成添加物は一切使われていないのが特徴。商品のパッケージには生産者の顔が見えるようにと、メッセージとともに同グループ会員の集合写真を使用した。
価格は400円で、今回も5,000食限定。道の駅「八王子滝山」(八王子市滝山町1)や八王子市役所の売店などで販売しているほか、同グループの青空市でも取り扱っている。