多摩商工会議所(多摩市関戸1)は、京王多摩センター駅(多摩市落合1)前のパルテノン大通りで、街を花で彩るフラワーイベント「多摩センター花かざり」を実施している。
同イベントは多摩センター地区の活性化を目的に2002年より開催している。同会議所の渡邊さんによると、「『1年間を通して楽しい多摩市』をアピールするイベントの一環として、花のある空間づくりで集客を行いたい」と企画されたという。当初は6月の梅雨時に開催されていたが、ここ数年は9月から10月にかけての秋の時期に行われている。
今年は、京王多摩センター駅からパルテノン大通りを経て中央広場に至るまでの間に、ブルーサルビアやマリーゴールドなどを用いた大型の平面花壇2カ所と、ペチュニアやゼラニウムの花で作られたバスケットを街路灯に計30個設けたほか、「モザイカルチャー」と呼ばれる花飾りも今年初めて4つ設置した。
モザイカルチャーは、ワイヤーフレームで基礎となる形を作り、そこに土と植物を植え込んで、平面的、立体的に表現をする造園技法。今回のイベントでは、同会議所のマークを表現した平面的なものに加え、音符の形をしたものやグランドピアノの形をしたもの、チェロを奏でる人を再現したものを展示している。渡邊さんによると、「音楽関係の催し物も多いパルテノン多摩がある」ことなどから今回作られたという。
10月11日にはパルテノン広場大通りの中央広場で「フラワーミュージックフェスティバル」が開催されるなど、「花かざり」に関連したイベントも予定する。今月19日まで。