八王子市夕やけ小やけふれあいの里(八王子市上恩方町)で10月1日から、一般から公募したユニークな「かかし」を展示する「かかしまつり」が行われている。
同イベントは今年で4回目。もともとは園内にある田んぼにスズメやカラスが飛来するのを防ぐため、「かかし」を立てようと同園の園長が発案。そこで、「かかし」を一般から公募し、展示する「かかしまつり」が始められた。
今年の「かかし」は8月中旬から市の広報紙を通して募集。1カ月の間に33体の応募があった。同園担当者によると、「市内からの応募が多かった」という。1日から、400平方メートルの田んぼの中にこれら33体の「かかし」が並んだ。
応募された「かかし」の中から、最優秀賞、アイディア賞などの各賞が選ばれる。「かかし」は伝統的な形のもののほかに、「ハンカチ王子」の形をした「かかし」など、毎年、その年の流行を反映したものが多く並ぶという。今年は「干支のネズミの形をした『かかし』が見どころ」(同)だという。
イベント最終日である今月19日には、園内の田んぼの稲刈りが行われる予定。誰でも参加することができ、昨年の参加者は270人を超えた。「年配の方も、子ども連れの方も自由に参加できるので、ぜひ」と担当者。
開園時間は10時~16時30分。入場料は、大人=200円、子ども=100円。今月19日まで。