八王子市夕やけ小やけふれあいの里（八王子市上恩方町、TEL 042-652-3072）で現在、園内の木々などを飾り付けるクリスマスイルミネーションが行われている。

来場した子どもたちと触れ合う「8 princess」

　クリスマスイルミネーションは今年で11回目。昨年は期間中に約1万6000人が訪れた。園内の施設「ふれあい館」やその周辺に生育する木々などを過去最大となる8万個の電球で飾り付けている。「今年の目玉は、童謡『夕焼小焼』に登場する山のお寺の鐘をモチーフにした飾り付け」と同園園長の荻島さん。高さ7メートルのクリスマスツリーやモミの木の上を飾る星形のイルミネーションなども見どころだという。

　11月30日にはイベント開始に合わせ点灯式を開催。式典には石森孝志八王子市長や「はちぷり」の愛称で知られる八王子をベースに活動するアイドルユニット「8 princess（エイト・プリンセス）」が登場した。「はちぷり」の参加に、「点灯式に花を添えてもらおうと思った」と荻島さん。メンバーがカウントダウンの声に合わせてボタンを押すと、飾り付けられたイルミネーションが一斉に点灯。会場は歓声に包まれた。

　クリスマスを前に今月21日～23日、日替わりコンサートも実施。NHK「リズムは踊る」などでも知られるシャンソン歌手の武下亜登子さんらが出演する。「都会のクリスマスとは一味違った幻想的な夜を楽しんでもらいたい」と荻島さん。開催時間は18時30分～19時30分。

　同園は宿泊施設やキャンプ場を備える市のレクリエーション施設。農作業や野外調理のレクリエーションなどが体験できるほか、近くに生家がある童謡「夕焼小焼」の作詞家・中村雨紅に関する資料なども展示する。

　点灯時間は18時～21時。今月25日まで。