年末年始を迎えることを受け、広域八王子圏におけるJR・私鉄・バス各社の対応についてまとめた。

　JRは12月29日～1月3日に休日ダイヤで運行し、大みそかには中央線の終夜運転を行う。各駅停車の電車を0時～5時の間、約20分～40分間隔で走らせる予定。このほか、初日の出に合わせた臨時列車も予定しており、青梅線では御岳山の武蔵御嶽神社（青梅市）などへの初詣客を見込んで、立川駅始発の「武蔵御嶽神社初日の出号」を運転。国内で最も早い初日の出を拝むことができる場所として知られる犬吠埼（千葉県銚子市）に向けて、高尾駅始発の臨時列車「犬吠初日の出」「外房初日の出」も運転する。

　JR東日本八王子支社（八王子市旭町）は元日から、管内の各駅を題材にしたウオークラリー「スマホ de えきぽ」の新しいキャンペーンを展開。「スマホ de えきぽ福めぐり」と銘打つ今回は、現在、83あるコースのうち、有名寺社を含む鎌倉・御嶽・甲府・目白・吉祥寺・府中本町・新座・河辺・拝島・高麗川の各駅から始まる10コースを対象に行う。鎌倉・御嶽・甲府・目白の各コースでは、踏破した人に抽選でそれぞれの街と関連したグッズを進呈するなどプレゼントも用意。キャンペーンは2月28日まで。

　京王電鉄は今月29日～1月3日、休日ダイヤで運行。大みそかについては、京王線のうち、新宿～高尾山口間、新線新宿～笹塚間、調布～橋本間、北野～京王八王子間と京王井の頭線全線で各駅停車の終夜運転を行う。運転間隔は約30～40分。また、今年も高尾山の初日の出に合わせて、高尾山口行きの臨時列車「迎光号」を運転。京王高尾線が開業した1968（昭和43）年から運転しているもので、先頭には「迎光号」のヘッドマークが取り付けられる。今回は、4時に新宿を出発する特急1本のほか、急行として新宿駅＝3時45分発、4時15分発、都営新宿線本八幡駅＝2時48分発を、それぞれ運行する。

　西東京バス（明神町3）は深夜急行バスなどについて、今月30日～1月3日の間、一部路線で運休。路線バスについては、3日まで日曜・祝日ダイヤを適用する。八王子市内を回る地域循環バス「はちバス」については平常ダイヤで運行する。