多摩中央公園(多摩市落合)で2月16日・17日、熱気球に搭乗して空の旅の気分を味わうイベント「空から多摩市を見てみよう!」が行われた。
今秋、多摩地区を中心に開催される「スポーツ祭東京2013(東京国体)」を紹介しようと行われた同イベント。多摩市では大会に合わせて、スポーツ体験教室のほかイメージソングやダンスコンテストなど、さまざまなPR企画を行っており、今回は競技が行われる街を熱気球に乗って空から見てみようと開催された。
全国的に強風となったイベント初日。風速が2メートル以上を超えたため搭乗体験は中止され、代わりに当日集まった市民らを対象に気球の構造について学ぶ「熱気球教室」が行われた。夜には京王相模原線・小田急多摩線「多摩センター駅」前にあたるパルテノン大通りで熱気球のバーナーを点火。炎で街を彩った。
17日は風もやんだことから、朝から搭乗体験を実施。芝生に熱気球を係留し、親子連れなど約400人が空の旅を楽しんだ。通りがかった子どもたちからは「乗りたい」という声も多く聞かれたほか、公園に遊びに来た多くの人も熱気球が空を飛ぶ姿を写真に収めていた。バルーンには国体のキャラクター「ゆりーと」が描かれた横断幕が取り付けられ、今秋の国体開催をアピールした。
大会は9月末から行われる予定で、東京で行われるのは54年ぶり3回目。多摩市内では市立陸上競技場(諏訪)でサッカー、市立総合体育館(東寺方)でハンドボール、スポーツ吹き矢がそれぞれ行われるほか、八王子ではサッカー(女子)、体操(競技・新体操)、自転車(ロードレース)、軟式野球、ゴルフ、高校野球、日野では空手道、ボクシング、ホッケーの各競技が行われる。