ギャラリーカフェ「MODESTE」(八王子市元横山町3、TEL 042-686-0758)で4月27日、リノベーションをテーマとしたトークイベント「desart & dessert vol.6 リノベーションするってどういうこと?」が行われる。
八王子の田町地区を舞台としたアートプロジェクト「Tamachi Renovation Project」が企画した同イベント。昨春以降、不定期に専門家などを招いてトークイベントを開いており、今回で6回目。今年は2月に写真家の広川智基さんを招いて行った「写真家が出会った営み・風景」以来、2カ月ぶりの開催となる。
今回は古い建築物などをよみがえらせる「リノベーション」がテーマ。「そもそも『リノベーション』がどういうことなのかを地域の人たちに伝える」と同プロジェクトに携わり、八王子市議会議員としても活動する及川賢一さん。「リノベーションという言葉は、決してハードの改修だけを指すのではなく、地域住民、住人、使い手が主体的に、愛着をもって空間や場所に接することにある」と話す。「そのアプローチに建築やデザイン、収支などがあるということを伝えるのが今回の目的」とも。
当日は、住宅や商業空間の設計に携わる建築家の大野力さんと、社宅やアパート、マンションなどのリノベーションを強みとするリビタ(渋谷区)プロジェクトマネジメント部チーフコンサルタントの大嶋亮さんが登場。景観など建築が街づくりにもたらす効果やビル、商店街などのリノベーションに向け、どのようなアプローチが取れるのかなどについて議論を重ねる。同プロジェクトでは、本年度中にも市内でリノベーションについて学ぶ場「リノベーションスクール」の開催を見込んでおり、「興味のある人々を集めることで、そのきっかけづくりにしたい」と及川さん。
開催時間は19時~22時。参加費は1,000円(ドリンク・フード付き)。