中央道・八王子インターチェンジ北側の八王子市滝山町などで現在、大型ショッピングセンターの出店なども見込んだ区画整理事業が進められている。
区画整理が進められているのは、滝山町1丁目、左入町、梅坪町にまたがる約15万4000平方メートル。今年1月には、東京都が区画整理事業を行う「八王子インター北土地区画整理組合」の設立を認しており、今春には工事も開始。現在は、ショベルカーなどを使った土木工事などが行われている。
同地区については2008年、地元住民らによる「八王子インター北地区周辺まちづくり合同会社」が都有地約12万平方メートルを取得。区域内にはイオン(千葉市美浜区)が大型ショッピングセンターなどの商業施設の出店を計画していることが報道されているが、同社は詳細を明らかにしておらず、計画についても、「事業は存じ上げており、候補地の一つとして考えてはいるが、機関決定したものではない」(同社コーポレート・コミュニケーション部担当者)と回答。「まちづくり合同会社」とイオンリテール(千葉市美浜区)との間で、所有地と保留地を取得する合意書を交わしたという報道もあるが、「公に発表したことはなく、イエスともノーとも言えない」と答えるにとどまった。
今回の区画整理では公園緑地や区画道路、周囲にある道の駅「八王子滝山」(八王子市滝山町1)との間を結ぶ歩行者専用道路などが整備される予定。施行期間は2015年度まで。