八王子市夢美術館(八王子市八日町)で7月12日から、特別展「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」が開催される。
チェブラーシカはロシアの児童文学家エドゥアルド・ウスペンスキーの絵本「ワニのゲーナ」に登場し、その後、人形アニメーションなども制作されている人気キャラクター。昨年、ロシア・アニメーションの誕生100周年を記念して巡回展がスタートし、これまで、滋賀県大津市や福岡県福岡市など各地を回ってきた。
八王子では、絵本に使われた原画のほか、これまでに制作されたアニメで使われたパペットや舞台装置に当たるマケットなど数多くの資料を展示。「キャラクター誕生から変遷、アニメーションの創作過程など、その魅力を多面的に紹介し人気の秘密に迫る」と同館。会期中、さまざまなキャラクターグッズを販売するほか、「チェブラーシカ」と記念撮影のできるスペースなども用意する。
イベントと連動して、8月22日には南大沢文化会館(南大沢)でワークショップも開催。小・中学生を対象に羊毛フェルトを使って「チェブラーシカ」を作る講座を行うほか、動物の姿を本物そっくりに作り上げることで知られるフェルトアート作家・中山みどりさんによる体験講座も予定。参加には事前の申し込みが必要。
開館時間は10時~19時。月曜休館。観覧料は、一般=500円、高校生以上の学生・65歳以上=250円、中学生以下無料。9月1日まで。