西八王子駅そばの「割烹 天ぷら 染井」(八王子市千人町2)で7月7日、アマチュア落語家らによる「西八七夕寄席」が行われる。
創業から約45年の歴史を持つ同店。2年ほど前から真打ちの落語家などを招いて一席披露してもらう「西八千人寄席」を開いており、「お客さまと店が協働して、これまで行ってきた」と店主の市川さん。
今月6日にも落語家の桂扇生さんを招き、5回目の「西八千人寄席」を開くことになっている。今回は、そのとき組む高座をそのまま使って、アマチュア落語家らが日々勉強してきた成果を披露する場を提供する。同店でアマチュア落語家らが寄席を開くのは今回が初めて。
当日は2階の座敷を会場に、「すまいる亭うなぎ」「ゆめみ亭しげ治」ら8人のアマチュア落語家が入れ替わりで高座に上がり、持ちネタを披露。出入りは自由にし、気軽に寄席の雰囲気を楽しむことができるようにする。演目は、「子ほめ」「親子酒」「黄金(こがね)餅」など古典落語がメーンで、「素人寄席だからこそ、これだけの数のネタができる」と市川さん。「素人ではあるものの、寄席らしく笑いもたくさん取れるのでは」と期待を込める。
今月14日には建て替えのため一時閉店する同店だが、寄席については建て替え後も続ける方針だ。市川さんは「新店舗になっても、またできれば」と意気込む。
開演は13時。入場料は500円。問い合わせはフェイスブックのイベントページなどで受け付けている。