八王子駅南口近くの生花店「FLORAISON(フロレゾン)」(八王子市子安町1、TEL. 042-649-2756)が12月9日、オープン1周年を迎えた。
オーナーでフラワーアーティストの天野竜一さんが昨年12月に開いた同店。天野さんの右腕で、現在は同店の店長を勤めるフラワーコーディネーターの森井弘保さんとともに「花屋らしくない花屋」をコンセプトに店を展開している。
12坪ほどの店舗の中は内装をブラックでまとめ、店頭のディスプレーにもこだわるなど「格好良さが売りの一つ」と天野さん。イベントでのフラワーアレンジメントや法人向けの依頼も多いほか、男性スタッフによる店ということもあり、「地域の方から奥さんの誕生日の相談を受けることもある」という。「男らしい花屋と言えるかも」とも。
東京造形大学出身の天野さん。さまざまな生花店で経験を積み、前職で店長と副店長の関係だった森井さんと店を立ち上げた。「これまで八王子にいて仲間も多いし、南口の駅周辺で飲んでいたりもしたので、この辺りでできないかと店を探していた」。店を立ち上げる時に意識したのは「今まで経験したものとは違う花屋にしたい」ということ。そのため、イベントでの生花販売などにも積極的に取り組んできたという。
この1年を振り返り、「もっと早くからやっておけば良かった。ただ、楽しい」と振り返る天野さん。「客を待つのではなく、攻めていく花屋になりたい。積極的に花の良さを伝えていきたい」とも。森井さんは「客のニーズを見ながら、見せ方などにも工夫して、店頭を活気づけていきたい」と意気込む。
営業時間は10時30分~19時。