八王子経済新聞の2013年年間PV(ページビュー)ランキング1位は、日清食品ホールディングス(新宿区)が八王子市戸吹町に研究所を新設することを伝える記事だった。
1月1日~12月19日に配信した記事、計241本のアクセスを集計した。1位の記事は壁面を麺に見立て、麺を切る「切刃」をイメージさせるデザインにするなど、そのユニークな外観も話題に。1月末に掲載され上半期のPVランキングでも4位に入ったが、今回、7位にランクインしたカップ麺「八王子ラーメン」の発売が始まった10月末ごろから再びアクセスが増加。現在でもアクセスランキングの上位に着けることがあり、その勢いのまま年間1位の座を獲得した。
2位には上半期1位だった、コンビニに中華丼が大量に届いたため、地元の有志がツイッターなどで購入を呼び掛け、完売させた「珍事」を伝える記事が登場。3位には八王子出身のヒップホップグループ「ファンキーモンキーベイビーズ」の解散を受け、地元である八王子を訪れるファンが増えていることを伝える記事が入った。それぞれの記事は掲載後、ツイートなどで感想が寄せられるなど多くの話題を呼んだ。
上位10位は以下の通り。(カッコ内は掲載日)
1. 日清食品HD、八王子に研究開発拠点-外観はインスタントラーメンに着想 (1/29)
2. 中華丼、大量誤発注もツイッターの力で完売-八王子のコンビニで(3/6)
3. 「ファンモン」解散で地元・八王子「聖地巡礼」-ファンの姿続々(6/3)
4. 「高尾山ビアマウント」今年も営業開始へ-例年より2週間早くオープン (6/11)
5. 「京王れーるランド」今秋に新施設へ-引退車両の展示スペースも(1/4)
6. 八王子市、圏央道・八王子西ICのフル化へ独自案-スマート方式で2015年の供用目指す(6/4)
7. 日清食品、カップ麺で「八王子ラーメン」-関東甲信・静岡で限定発売(10/23)
8. 八王子から「はっちお~じ」「松姫マッピー」-新たなゆるキャラ続々(1/7)
9. 「八王子インター北地区」造成進む-大型SCなどの出店も見込む(6/14)
10. 八王子で「日本パンカツ協会」結成-地元ソウルフードの普及狙う(10/10)
5位には鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」が新施設に機能移転する記事が登場。6位、9位には広域八王子圏で進む土地開発に関わる話題がランクインした。8位には八王子生まれのゆるキャラの記事が、10位には「八王子のソウルフード」をうたう「パンカツ」を広く一般に普及させようと市内の有志が立ち上げた「日本パンカツ協会」に関する記事が入り、さまざまなジャンルの話題に読者の注目が集まることが分かる結果となった。
大手企業の話題から、ツイッターなどソーシャルネットワークを通じて話題となった情報まで、幅広く広域八王子圏の動向を取り上げてきたこの一年。今年もハッピーニュースが多く読まれた年となった。