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ダカールラリー「チームスガワラ」が完走-日野自動車、クラス5連覇達成

クラス優勝を果たし胴上げを受ける2号車ドライバーの菅原照仁さん

クラス優勝を果たし胴上げを受ける2号車ドライバーの菅原照仁さん

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 1月5日からアルゼンチン~チリ間で行われた「ダカールラリー2014」で1月18日、日野自動車(日野市日野台3)の「HINO Team SUGAWARA(日野チームスガワラ)」が完走、トラック部門「排気量10リッター未満クラス」で優勝し、クラス5連覇を記録した。

クラス優勝の表彰を受ける2号車

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 創立50周年を記念し、1991年に日本のトラックメーカーとして初めて参戦して以来、政情不安で中止となった2008年を除き、全てのレースで完走を果たしてきた同社。今年もチーム代表を務める菅原義正さんと菅原さんの次男・照仁さんを親子ドライバーを中心とした「日野チームスガワラ」が中型トラック「日野レンジャー」をベースとしたレース車の2台体制を組んで参戦。菅原義正さんが運転する1号車として、総排気量8.8リットルの同社製ディーゼルエンジン「A09Cエンジン」を搭載した新型車を投入するなど新たな取り組みも行い、今回のレースに臨んだ。

 今年はアルゼンチン・ロザリオを出発地点にチリ・バルパライソまで約8000キロを走破するコース。3日目に2号車がクレバス(裂け目)に足を取られて転倒するなどトラブルもあったものの、70キロにも及ぶ砂丘や標高2000メートルの高地にある山岳路などを通り抜けなければならないとして難関と思われていたチリ・アタカマ砂漠を、上位を維持したまま攻略。最終的には2号車がクラス優勝(総合12位)、1号車がクラス2位(総合32位)とワン・ツー・フィニッシュを決め大会日程を終えた。

 今回のレースを振り返り、「新型車のテストドライバー役も兼ねて参戦したダカールだが、とても良い結果が出た」と菅原義正さん。「排気量10リッター未満クラスのワン・ツー・フィニッシュを親子で達成できて感激している」とも。優勝した2号車を運転していた菅原照仁さんは「今までで一番内容があり、達成感を感じている」とコメント。次回大会には今回の1号車を引き継ぐことになっており、「新型車で出場する次回のダカールが今から待ち遠しい気持ち」と早くも次への思いを隠さない。

 レース期間中の現地からのリポートは同社ホームページで確認できる。

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