八王子市学園都市センター(八王子市旭町)で3月1日、 行政機関や自治体、公的企業などが保有している公開情報「オープンデータ」を活用することを目的とした「八王子オープンデータセミナー ~それは、地域を変えていく力~」が開催される。会場は同センター第1セミナー室。
八王子のオープンデータへの取り組みについて考える有志によるグループ「オープンデータ・カフェ@八王子」が主催する今回の催し。各地で取り組まれてきた実例などを紹介しながら、八王子でのオープンデータ活用に向けた方法について考えようと企画された。
当日は横浜市が進めているオープンデータを使った地域振興策などを取り上げるほか、同グループが取り組んだという自分の納めた税金がどのように使われているのかを把握できるサイト「税金はどこへ行った?」の八王子版を解説。
市内の犯罪情報を基とした「八王子防犯マップ」などの新たな事例や今後行う開発イベント「バリューハッカソン」も紹介するほか、登壇者だけでなく参加者も交えてのパネルディスカッションも行い、八王子の活性化に向けたオープンデータの活用法などについて議論を深めていく。
「八王子の市民が盛り上がって問題解決に向けて動けるようになれば」と同グループ代表の三浦さん。「今回はオープンデータ、オープンガバメントが何なのか理解を深めてもらうのが目的。普段、ITとは関係がない人でも『こんなことができないか』といったような議論ができれば」と期待を込める。
開催時間は14時~17時。ホームページで参加申し込みを受け付けている。参加無料。