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八王子の老舗居酒屋「小太郎」が移転へ-2店舗統合、規模拡大

建て替えのため25年の歴史に幕を閉じる「小太郎 南口横丁店」

建て替えのため25年の歴史に幕を閉じる「小太郎 南口横丁店」

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 八王子駅南口の居酒屋「小太郎」が3月13日、現在の南口横丁店、南口大通り店の両店を統合し、新店舗「南口店」(八王子市子安町1、TEL 042-645-7117)としてオープンする。

3月7日で営業を終える「小太郎 南口大通り店」

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 焼き鳥専門の居酒屋として知られ、八王子駅南口そばに両店を展開してきた同社。席数は南口横丁店=19席、南口大通り店=36席。今回は25年にわたって営業を続けてきた南口横丁店の建て替えに伴い両店を閉店。新たに設ける「南口店」へと統合することにした。

 カウンター席に入りきらなかった客が外で立ち飲みをするなど長年にわたり街に根付いた居酒屋として親しまれてきた南口横丁店。「築40年以上はたっているかもしれない」と同社の蓑輪雅治社長。「雨漏りなどがあるわけではないが、大家さんからもう限界ということで建て替えの話を頂いていた」。当初は改築後、同じ場所で営業を再開しようと考えていたが、「建て替えの間、お客さまに迷惑をかけることになる」と新店オープンに向け準備を始めたという。

 南口大通り店は今月7日、南口横丁店は今月9日で営業を終了。新店がオープンするのは、現在の南口大通り店から歩いて数秒の場所で、席数は63席。これまで通り焼き鳥を中心としたメニューを用意する。常連客からは現在の店への惜別の声とともに、「店が大きくなっていい」と前向きな声も聞かれる。

 蓑輪さんは「いっぱい人が入れるようになるので、ぜひお越しいただきたい」としたうえで、「南口店ができるのは子安町全体の中でも目立つ場所。街を盛り上げるためにも頑張っていきたい」と意気込む。

 営業時間は16時15分~23時(金曜・土曜・祝前日は24時まで)。

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