高尾梅郷(八王子市裏高尾町)周辺で3月15日・16日、梅の花をめでながら散策を楽しむイベント「高尾梅郷梅まつり」が行われる。
旧甲州街道・小仏川沿いにあたる浅川町から裏高尾町にかけて梅林が点在する同所。1400本もの梅の木があることで知られる木下沢梅林など約4.5キロの間に1万本もの梅の木が立ち並ぶ。イベントは3月中旬に梅の花が見頃を迎えることを受け毎年行われているもので、今年で35回目。
名物は各梅林を巡っていく「観梅記念スタンプハイク」。今年は上椚田橋(高尾町)から始まる遊歩道沿いの「遊歩道梅林」、小仏関所跡(裏高尾町)周辺の「関所梅林」、高尾天満宮に程近い「天神梅林」の3カ所にスタンプ台を設置。各所でスタンプを集めることで景品と交換できる。受付時間は各日9時~16時。
関所梅林では15日11時から「YOSAKOIいちょうの会」が踊りの披露が行われるなど、それぞれの梅林でさまざまな催しも実施。踊りや野だて、琴の演奏、子どもたちによるチアダンスの披露などに加え、地元町会による模擬店も出てイベントを盛り上げる。今月15日~30日は、木下沢梅林内を巡るトレッキングコースも一般に開放。開放時間は10時~16時。
八王子市観光課によると、3月10日現在、遊歩道梅林や関所梅林などの一部で既に花が咲き始めており、高尾梅郷の梅は「全体的に咲き始め」だという。