八王子駅構内のコンコースで3月11日まで、「被災地復興写真展 ~明日へのチカラ~」が開催された。
八王子駅南口へと向かう通路の側面を使って行われた今回の展示。八王子市社会福祉協議会の職員が東日本大震災の被災地や昨年、台風26号によって大きな被害を受けた伊豆大島で撮影してきた写真を紹介する。
今回は、これまで支援活動を行ってきた岩手県陸前高田市や釜石市、宮城県東松島市、福島県南相馬市などの様子を伝える30枚ほどの写真をパネルにして展示。今月1日~8日まで「サザンスカイタワー八王子」4階にある行政施設「八王子市南口総合事務所」で行われた第1期に続き、9日から3日間の日程で行われた。
「震災から3年ということもあり、できることをということで写真展を企画した」と同会福祉総務課長の小林さん。場所柄、通学途中の学生など多くの人が足を止め、写真について説明を求められることも多かったという。「実際、現地にボランティアに行った人が来てくれて、『ここに私が写っている』との声をもらうこともあった」。震災からちょうど3年の節目となった11日も盛況。「写真を見ていただくことで、皆さんにはいつ起きるかわからない災害について、気持ちを思い起こしていただければ」と話す。
今後も市内を巡回して同展を開催することにしており、12日~25日=八王子市役所1階ロビー、4月17日~30日=長房ふれあい館(八王子市長房町)で展示を予定。