八王子在住の写真家・三井昌志さんは10月30日、パロル舎(文京区)から写真集「スマイルプラネット」を出版した。
三井さんは京都出身の写真家。機械メーカーに勤務後の2001年、10カ月にわたってベトナム、カンボジア、タイなどのユーラシア各国を放浪し、2003年にはその模様をつづったフォトエッセー「アジアの瞳」(スリーエーネットワーク)を発売。ほかにも、「素顔のアジア」(ソフトバンククリエイティブ)、「子供たちの笑顔」(グラフィック社)などの著作がある。
同書の編集を担当した渡さんは「過去の作品に触れ、クオリティーの高い写真に弊社の独自のテイストを加えることで、より良い作品を生み出せると考えた」と話す。出版の企画が立ち上がったのは今年7月のことだという。
編集では、「弊社では児童書を主に出版していることもあり、笑顔をテーマにした物語を展開した」(同)という。「色の再現にもこだわり、印刷所の方とも打ち合わせを重ね、印刷現場にも立ち会って、質の高い作品を目指した」と渡さん。
「世界で一番すてきな笑顔」をテーマに世界各地の人々の笑顔を撮った写真を収めた同書。「笑顔って何だろう?幸せって何だろう?当たり前の日常の中にある小さな幸せに出会い、人の心を知ることができる感動の一冊」と渡さんはアピールする。
初版は4,000部。発売に合わせて、そごう八王子店(八王子市旭町1)8階の「有隣堂 八王子」店をはじめとする各店で掲載写真のパネル展が行われている。「早くも追加注文をいただくなど、好評をいただいている」と渡さん。
仕様はB5判変型、100ページ。価格は1,800円。