東京サマーランド(あきる野市上代継)は4月2日、これまで整備を進めてきた太陽光発電設備が完成したことを受け落成式を行う。
同施設は1967(昭和42)年7月に開園。多様なプールが目玉の遊園地で、プールのほかにフリーフォールなどのアトラクション、あじさい園、ゴルフ練習場などのスポーツ施設も併設する。
今回は、新たに売電事業を立ち上げようと、同施設「スポーツパーク」内の駐車場を活用して太陽光発電設備を展開。1万3000平方メートルに3465枚の太陽光パネルを敷き詰め、約900キロワットの発電能力を持つシステムを構築した。「メガソーラー級に迫る大型太陽光発電設備」と同社。
太陽光パネルは地上から約2メートルの高さに設置されており、パネルの下は来場者の駐車場として活用。駐車台数はまだ確定ではないものの、460台ほどを止めることができるという。
発電した電力については、再生可能エネルギーの全量買い取り制度に基づき全量売電する方針。「敷地内に残る秋川丘陵の自然を貴重な財産として大切にしながら総合レジャーランド事業を推進し、時代の要請に応えるエコロジカル企業を目指した事業展開を進めていく」と意気込む。