東京工科大学(八王子市片倉町)は5月19日、八王子キャンパスに展開する工学系3学部の新入生を対象に行ったコミュニケーションツールの利用実態調査について、利用しているSNSとして男女共およそ9割が「LINE」を上げるなどの結果をまとめた。
今回は同大メディア学部、コンピュータサイエンス学部、応用生物学部の新入生1276人を対象にアンケート調査を実施。利用しているSNSや普段の連絡方法などから、所有している携帯機器、家にある電子機器の保有状況などについて回答を得た。
利用しているSNSについては、「いずれも利用していない」と答えたのはわずか4.5%。多くの学生は何らかのSNSを利用しており、その中でも、全体の88.7%が「LINE」を利用しているという結果となった。「幅広く普及している実態がうかがえる」と同大担当者。ツイッターは全体の68.8%が利用していたが、男性よりも女性のほうが10ポイント上回る結果に。女性ではフェイスブックよりもサイバーエージェント(渋谷区)が提供するウェブサービス「Ameba」のほうが利用されていることも分かった。「mixi」「モバゲー」「GREE」など、そのほかのSNSの利用率はそれぞれ男女とも10%台だった。
「LINE」人気を反映し、「普段メッセージのやりとりで利用している連絡方法」については、「LINEのメッセージ」がおよそ9割に到達。「最もよく利用する連絡方法」という項目でも女性の75%、男性の68%が「LINEのメッセージ」を上げ、「携帯電話・スマートフォンのメール」は男女共に10%台にとどまった。
このほか、スマートフォンの普及率は男女共9割を超えたほか、1人暮らしの新入生の4人に1人がテレビを保有せず、ブルーレイレコーダーなどの録画機器も保有率も約20%だったことも明らかにされたという。
調査は4月4日に行い、サンプル数は男性=978人、女性=298人だった。