八王子市は6月2日、京王高尾線・狭間駅前で建設を進めている新しい総合体育館を10月1日にオープンし、名称を「エスフォルタアリーナ八王子」(八王子市狭間町)とすると発表した。
石森孝志市長が同日に行った定例記者会見で発表した。市民体育館、甲の原体育館に続く3つ目の体育館となる同施設は、約2万5000平方メートルの敷地に2000席の観客席を設けるメーンアリーナに加え、700席ほどが座ることができるサブアリーナを備えており、「2つの大会の同時開催も可能」とうたう。このほか、多目的室、トレーニング室、スタジオ、会議室、研修室などに加え、子どもコーナーや託児室、4900平方メートルの人工芝から成るスポーツ広場などを備える。
新施設では、施設名を決める権利を企業などに一定期間譲り渡す「ネーミングライツ」を採用。今回は、フィットネスクラブ「エスフォルタ」などスポーツクラブやスポーツジムの運営を手掛ける住友不動産エスフォルタ(新宿区)が、2029年までの15年間にわたって契約を結ぶことを決めた。ネーミングライツ料は1億5,000万円。同社は新施設の指定管理者となっており、「運営事業を担当することからネーミングライツを得て名称の提案に至った」という。
新施設の利用受け付けは今月15日から開始。9月28日にオープニングセレモニーを行った後、10月1日から供用開始となる。
開館時間は8時30分~22時30分。