八王子のご当地グルメ「八王子ナポリタン」が6月2日から、市内の小中学校などで給食として登場している。
刻み玉ネギと八王子産の食材を合わせて使うご当地グルメ「八王子ナポリタン」。今年2月に行われたキックオフイベントを皮切りに、市内の飲食店などが趣向を凝らしたメニューを展開。今回は6月の1カ月をかけて、市内の全小学校69校でメニューとして登場する。
今回のメニュー化について、「給食をきっかけに地場野菜の利点や生産農家についてもっとよく知ってもらう機会にするため」と市学校教育部の担当者。「八王子野菜のおいしさをアピールする」とも。メニュー開発は各校が手掛け、パンで挟み「八王子ナポリタンサンド」として提供するところもあるほか、子どもたちに配布する「食育だより」の中で、「八王子ナポリタン」のコーナーを設けて説明を行うなど力を入れる。
小学校に通う2万5000人の子どもたちに「八王子ナポリタン」について触れてもらう機会となった今回。「ナポリタン日本一の街八王子を目指して、ぜひとも給食での提供はやっておきたい活動」とご当地グルメ化を目指して活動する「八王子ナポリタンクラブ はちナポ」会長のマンマミーア中島さん。「市役所の協力・ご理解もあり思いのほか早く実現できた」としたうえで、「今後は大学の学食を含めた多くの方々が口にする場所の拡大に力を入れ、より一層の認知度向上を図っていきたい」と意気込む。
9月には市内の中学校でもデリバリーランチとして提供する予定。