JR東日本八王子支社(八王子市旭町)と富士急行は6月9日、成田空港への足として利用されている特急「成田エクスプレス」について、富士急行線・河口湖駅までの直通運行を今夏に初めて行うと発表した。
首都圏と成田空港の間を結ぶ列車と知られる「成田エクスプレス」。今回は7月26日~9月28日までの土休日に、富士山の玄関口となっている河口湖駅まで運行区間を延長する。
河口湖駅まで運行するのは、成田空港駅を9時15分に出発する「成田エクスプレス10号」。空港第2ビル駅・東京駅・渋谷駅・新宿駅・立川駅・八王子駅のそれぞれに停車しながら、11時54分に大月駅に到着。ここからは富士急行線に入り、都留文科大学前駅・富士山駅・富士急ハイランド駅と停車し、終点の河口湖駅には12時43分に到着する予定。河口湖駅を14時13分に出発し、成田空港には17時29分に到着する「成田エクスプレス41号」も併せて運転する。
早朝には中央線・高尾駅を起点とする列車を2本運行するなど広域八王子圏でも親しまれている同列車。1日1往復することで、「世界文化遺産登録から1年を迎える富士山へ、訪日旅行のお客さまや都心および多摩地域のお客さまにも大変便利な直通列車」とJR東日本の担当者はアピールする。
成田空港~河口湖間の運賃は4,160円、特急料金は2,680円(繁忙期は200円増し)。富士急行線内は乗車券のみで乗車可能。