国道20号線(甲州街道)の沿道をはじめとする八王子市内の各所で11月22日・23日、「八王子イチョウ祭り」が行われる。
八王子市内を通る国道20号線の両側には、約770本ものイチョウの木が並ぶ。このイチョウ並木を通して、市民の活力を生かした街作りを推進しようと、1979年に初めて同祭りを開催。以来、毎年秋季の土曜・日曜に開催されており、今回で29回目となる。主催は八王子イチョウ祭り祭典委員会で、同委員会によると昨年は2日間に約33万人が参加したという。
今年のテーマは「楽しく歩こう♪ イチョウ並木」。国道20号線の沿道の他、陵南公園(長房町)や長房市民センター(長房町)、浅川市民センター(高尾町)、八王子市立中央図書館(千人町3)など、市内の各施設でさまざまなイベントを開催する。
会場のひとつである陸南公園では、地域の特産品が並ぶ「ふるさとバザール」や八王子周辺の大学が参加する「学生広場」、商品の見本市や企業と学生による就職相談などを行う「ユビキタス広場」、缶積みや人間キャタピラーといったレクリエーションを行う「レク共和国広場」などが登場する予定。
また、八王子市役所では、八王子市職員棟事業本部が「第10回 八王子文化祭」を開催。ステージイベントや模擬店などの催しを繰り広げる。このほか、22日13時からはJR高尾駅北口の御陵参道でチーム参加による踊りを披露する「イッチョYOSAKOI 躍りゃんせ」や、八王子市中央図書館の地下展示室で約800点の野花の写真の展示や撮影教室などを行う「野花の写真展」など、期間中、市内各所でさまざまな催し物を予定する。
両日、国道20号線の「追分」交差点から「小仏関跡」までの約4キロメートルの間に12カ所の「関所」を設け、その間を巡る「関所オリエンテーリング」も行うほか、23日12時からは日本各地から集まったクラシックカーがイチョウ並木を走る「クラシックカーパレード」も予定。
開催時間は、22日=9時~17時、23日=9時~16時30分。