八王子駅周辺の空きテナントを使ったアーティストの作品展など、さまざまプロジェクトを行っている「AKITEN」は7月30日、まちづくりのプロジェクト運営に必要なスキルを紹介する講座「AKITENのつくりかたゼミ」の初回を同団体の活動拠点「AKITEN BASE CAMP」(八王子市旭町)で行う。
イベントは活動拠点の「AKITEN BASE CAMP」で開催される
「AKITEN」がこれまで取り組んできたイベントなどを参考に、プロジェクトを進めるために必要な知識や技術などを紹介していく同講座。計7回にわたって開く予定で、東京都が進める「東京文化発信プロジェクト」の一環として開く。
今回は「AKITEN」の代表である及川賢一さんが「プロジェクトマネジメントのコツ」と題した講座を展開。アートプロジェクトがどのように作られているのかを紹介しながら、プロジェクトを進めていくためのコツも解説していく。定員は25人ほどだが、既に10人ほどから参加の声が上がっているという。
「どこまでをプロに任せて、どこからは自分でやるのかなどプロジェクトマネジメントには専門的なスキルが必要なことを知ってほしい」と及川さん。「マネジメントという言葉からガチガチな管理を考えられる方もいるが、どうやってやりくりしていくかということだと思っていただければ」と話す。
今後も、10月を除いて毎月1講座のペースで開催。ファシリテーションや議事録の取り方、プレゼンテーションなどプロジェクト運営に関わる事柄だけでなく、プロのデザイナーなどを講師に迎えて、写真の撮り方、グラフィックデザイン、ウェブページや映像を作るコツなど実践的な内容も紹介していく。八王子内外を問わず、「アクションを起こす意志を持っている人には、ぜひお越しいただければ」と広く参加を呼び掛ける。
地域の魅力を引き出す仲間が集う場所として、6月には活動拠点「AKITEN BASE CAMP」を立ち上げるなど取り組みを進めている「AKITEN」。今回の講座を「今年の中でも最も重要な事業」と位置付ける。及川さんは「プロジェクトやイベントは続けられなくなったら終わり。『AKITEN』の根本の体制を強化していくためにも大切な事業になってくるのでは」と意気込む。
開催時間は19時~21時。事前の申し込みが必要で、メールやフェイスブックで受け付ける。参加無料。