八王子市が現在、海外友好交流都市の台湾・高雄(たかお)市で8月1日未明に起きた大規模爆発事故被害地への義援金を募っている。
八王子市が市制施行90周年を迎えた2006年から友好関係を築き台湾第2の都市として知られる同市。同事故では、高雄駅周辺の市街地2~3キロ平方メートルに渡り発生したガス爆発に伴う火災の二次被害もあり多くの死者、負傷者が出ているという。
同事故を受け、市では1日から義援金の受け付けを始めた。同日始まった多摩地区最大の山車(だし)まつり「八王子まつり」の会場に募金箱を設置したほか、2日と3日に祭りの一環で高雄市の「中華芸術学校」の学生たちが民俗舞踊を披露した際に、黙とうをささげ募金を呼び掛けた。「演技終了後には多くの方々に募金いただいた」と市多分化共生推進課の担当者。
義援金は、祭り参加のために訪れた人々を招き1日に行われた高雄市歓迎夕食会で、市の理事と部課長で構成される八王子市部課長会から30万円、八王子市議会議員団から20万円が高雄市政府に寄付された。
募金は、15日まで市役所本庁舎市民ロビーや浅川・由木・元八王子・北野の各地域拠点事務所、17日まで「サザンスカイタワー八王子」4階にある行政施設「八王子市南口総合事務所」で受け付けている。