八王子市は12月1日、同日発行の市広報「ゴミ減量特集号」で、今年6月に募集を行った「八王子市オリジナルマイバッグ」のデザインを決定したと発表した。

　市は今年から10月を「マイバッグ利用促進月間」に設定するなど、現在、不要なレジ袋の削減に取り組んでいる。この「マイバッグ持参運動」を推進する目的で、八王子独自のオリジナルマイバッグを作ろうと、デザイン募集が行われた。

　市では今年6月、広報などを通じて、市内在住・在勤・在学者を対象にデザインの募集を開始。7月15日までの募集期間中に59件の応募が寄せられた。その後、八王子織物工業組合、八王子市ゴミゼロ社会推進協議会に参加する人たちで構成する「八王子市オリジナルマイバッグ検討委員会」が優秀作品として7点を選定。選定された7点について、市民センター、市内各所のスーパーマーケット、インターネットなどを通じて「市民投票」が実施された。

　市民投票の結果は10月3日に発表。最優秀作品として、デジタルハリウッド大学（千代田区）に通う学生・長谷川直己さんの作品が選ばれた。長谷川さんの作品に投票した人の中から、抽選で50人に製作されたオリジナルマイバッグを贈る予定。

　マイバッグには「織物のまち八王子」の特長を生かした生地が使われる。市ゴミ減量対策課の守屋さんは「八王子織物の伝統技術を生かした生地でオリジナルマイバッグを製作し、マイバッグ利用促進に向けて活用していく」と話す。