日野市立新選組のふるさと歴史館(日野市神明4)に現在、地元の高校生がつまようじで作り上げたアート作品「土方歳三」が展示されている。
新選組にまつわる資料の展示などを行っている同館。1月9日から展示している同作品は、高さ2.7メートル、幅1.8メートル、新選組副長として知られる「土方歳三」がモチーフ。東京都立日野高等学校(石田1)の2年生の有志がつまようじ19万800本を使い作り上げた。
もともと、昨年9月に行われた同校の文化祭「日野高祭」に合わせて作られたもの。「毎年、大作を作っているらしい」と同館副主幹の金野さん。学校のすぐ裏手に土方歳三の墓を持つ石田(せきでん)寺があるなど「土方歳三の故郷ということにちなんで作ったと聞いている」とも。
市教育委員会の関係者が見た際、3日がかりで作り上げたという同作が展示終了後には廃棄されてしまうことをもったいないと感じ、「市のどこかで飾れないかということになった」という。反響は上々で「お客さまから素晴らしいという言葉をいただいている」と金野さん。
入館料は大人=200円、小・中学生=50円。開館時間は9時30分~17時。3月29日まで。